バイオテクノロジー・スタートアップのZymoChem、30億円を調達

1月16日、バイオテクノロジー・スタートアップのZymoChemは、米エネルギー省からの資金調達と既存の収益に加え、シリーズA資金調達ラウンドで得た資金で2,100万ドル(約30億円)を調達し、同社初の高性能材料の上市と最初の提携製品の商業規模への前進に充てると発表した。

2013年に設立されたカリフォルニア州を拠点とするZymoChemは、微生物を使って再生可能な原料を、CO2排出量がほぼゼロの高価値の生分解性ポリマーに変換する。同社によると、本プロセスは石油ベースの製品よりもコスト面で有利で、現在のバイオ製造よりも高い収率で材料を生産する。

今回の資金調達ラウンドは、バイオサイエンスに特化したベンチャー投資家であるブレイクアウト・ベンチャーズが主導し、ルルレモン・アスレティカやトヨタ・ベンチャーズなどの新規投資家、GSフューチャーズ、KdTベンチャーズ、カバロ・ベンチャーズなどの既存投資家も参加した。

【参照ページ】
(原文)ZymoChem Secures $21M Series A Funding Round Led by Breakout Ventures with New Investments from lululemon and Toyota Ventures
(日本語参考訳)バイオテクノロジー・スタートアップのザイモケム、30億円を調達

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-2-7

    EUタクソノミーの簡素化を提言――企業の報告負担削減へ

    2月5日、EUのサステナブルファイナンスに関するプラットフォーム(Platform on Sust…
  2. 2025-2-6

    Schroders、FCAの持続可能性開示要件(SDR)全4種のラベルを採用へ

    1月27日、Schrodersは、英国金融行動監視機構(FCA)のサステナビリティ情報開示要件(S…
  3. 2025-2-5

    テキサス州検事総長ら、米国主要金融機関に対しESGの取り組みについて警告を発表

    1月23日、テキサス州の検事総長であるKen Paxton氏と10州の検事総長は、BlackRoc…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る