Holcim、Volvoに電気トラック1,000台を発注

Holcim、Volvoに電気トラック1,000台を発注

5月22日、大手建材メーカーのHolcimとVolvo Trucksは、現在から2030年にかけて、ヨーロッパにおけるHolcimの事業全体に配備される電気トラック1,000台を受注したと発表した。

今回の受注には、VolvoFHとVolvoFMの大型トラックが含まれます。Volvoは2020年に最初のヘビーデューティー電気トラックを発表し、2022年にシリーズ生産を開始した。2022年12月には、VolvoFHとVolvoFMを含む電気トラックのリジッドバージョンでラインアップを拡大し、商品流通、ごみ収集、建設作業などの特殊な輸送任務のために電気上部構造を搭載するようにトラックを設計することが可能になった。

本契約は、Volvoにとってこれまでで最大の電気トラックの受注となる。本年中に納入を開始し、2023年および2024年に130台のトラックを納入する予定である。

両社によると、1,000台のディーゼル版VolvoFHを電気トラックに置き換え、グリーン電力を使用することで、年間最大5万トンのCO2を削減することができる。Holcimは最近、Science Based Targets initiative(SBTi)によって検証された一連の気候目標の更新を発表し、同社は2020年に参加するSBTiの「Business Ambition for 1.5℃」誓約に署名した最初のグローバル建材企業である。

【参照ページ】
HOLCIM TO DEPLOY 1,000 VOLVO ELECTRIC TRUCKS

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  2. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…
  3. 2025-9-12

    カリフォルニア州、気候関連財務リスク報告の指針を公表

    9月2日、カリフォルニア大気資源局(CARB)は「気候関連財務リスク開示ドラフト・チェックリスト」…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る