食肉メーカーCargill、Cubiq Foodsとのコラボレーションによる最初の製品を発表

3月1日、世界第3位の食肉メーカーであるCargillは、スペインの新興企業Cubiq Foodsとのコラボレーションによる最初の製品をExpo Westで発表した。同社は、Cubiqの脂肪代替技術「Go!Drop」を使用した新しい植物性バーガーを提供し、脂肪分とカロリーを低減させることができるとした。

CargillはFood Navigator-USAに対し、これらとその他の植物由来の進歩を踏まえて、現在は 「包括的なタンパク質プロバイダー」になることを目標としていると語った。

Expo WestでCargillは、Cubiqの新しい脂肪ソリューションGo!Dropを使用したものと、ココナッツやカノーラ油などの一般的な脂肪を使用した2種類のエンドウタンパクハンバーガーを提供した。Go!Dropを使用することで、飽和脂肪を30%削減し、よりジューシーなハンバーガーを作ることができたという。

Cargillは、Go!Dropはハンバーガー、ソーセージ、ピザクランブルなどの肉代替用途に最適であるとしているが、植物由来の乳製品への応用も積極的に検討している。

CargillとCubiq Foodsは、Go!Dropおよびその他の脂肪技術の「広範囲な」商業化を加速させるために、3月初旬にパートナーシップを締結したことを初めて発表した。Cargillは、Go-to-Market契約に際して、植物性タンパク質、テクスチャライザー、各種油脂を含むCubiqの既存の植物性原料およびソリューションのポートフォリオにアクセスできるようになると述べた。

【参照ページ】
(原文)Cargill, CUBIQ FOODS collaborate on novel fat technology to accelerate customer innovation of plant-based foods
(日本語参考訳)カーギルとCUBIQ FOODS、植物性食品の顧客イノベーションを加速させる新規脂肪技術で協業

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-1

    カナダ年金基金、2030年までに4,000億ドルの気候投資

    6月19日、カナダの大手機関投資家であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は、2050年ネットゼロ…
  2. 2025-7-1

    GRI、サステナビリティ報告のデジタル化を促進する新「サステナビリティ・タクソノミー」を発表

    6月19日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新たに「GRI S…
  3. GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    2025-6-30

    GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    サステナビリティ情報開示における基準間の整合性の確保は、ますます重要な課題となっている。CSRD(…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る