3月17日、気候技術ソリューションの新興企業であるAndesは、微生物ベースの炭素除去ソリューションの拡大と炭素除去クレジットの商業化を目的として、3,000万ドル(約39億円)のシリーズA資金調達ラウンドを完了したことを発表した。
カリフォルニア州アラメダを拠点とするAndesは、微生物を使って大気中の二酸化炭素を永久に除去する技術を開発している。トウモロコシや小麦などの農作物の種とともに微生物を土壌に加えることで、大気中の二酸化炭素を捕捉して土壌に永久に取り込むことが可能。土壌サンプリングによって効果を測定し、炭素除去クレジットを生成する。
Andesによると、同社の炭素除去プログラムに登録することで、農家は最大で25%の事業純益を上げることができるという。本技術は25,000エーカーに導入され、現在までに50,000トン以上のCO2を大気から除去している。
同社は、今回の資金調達により、あらゆる規模の組織への炭素除去クレジットの提供、農家とのパートナーシップの拡大、微生物技術の開発の継続が可能になるとしている。
現在までにAndesは3800万ドル(約50億円)を調達しており、Voyager VC、Yamaha Motor Ventures、Leaps by Bayer、Cavallo Ventures、KdT Ventures、Venturance、Germin8、Accelr8などの投資家が名を連ねている。
【参考ページ】
(原文)Andes Completes $30 Million Series A Funding For Carbon Removal Technology
(日本語参考訳)アンデス、炭素除去技術で3,000万ドルのシリーズA資金調達を完了