第32回OPEC・非OPEC閣僚会議が開催

第32回OPEC・非OPEC閣僚会議が開催

9月5日、第32回OPEC・非OPEC閣僚会合がテレビ会議を通じて開催された。
OPEC・非OPEC閣僚会議は、ボラティリティと流動性の低下が現在の石油市場に及ぼす悪影響と、市場の安定性とその効率的な機能を支援する必要性に留意した。

同会議は、ボラティリティの上昇と不確実性の増大により、市場の状況を継続的に評価し、必要に応じて様々な形で生産を即座に調整する用意が必要なこと、OPEC+には、これらの課題に対処し市場に指針を提供するコミットメント、柔軟性および既存のメカニズムの範囲内での手段を持っていることに留意した。

同会議は以下を決定した。

  • 2020年4月12日の第10回OPEC・非OPEC閣僚会合での決定を再確認し、2021年7月18日の第19回OPEC・非OPEC閣僚会合を含むその後の会合でさらに支持する。
  • OPEC及び非OPEC参加国の2022年8月の生産水準を、添付の表に従って2022年10月の月に戻すこと、生産水準への0.1mb/dの上方調整は2022年9月の月のみを意図していたことに留意する。
  • 議長に対し、市場動向に対処するため、必要であればいつでもOPEC・非OPEC閣僚級会合を招集することを検討するよう要請する。
  • 完全適合と補償メカニズムの順守が極めて重要であることを再確認すること。補償計画は、第15回OPEC・非OPEC閣僚会合の声明に従って提出されるべきである。
  • 2022年10月5日に第33回OPEC・非OPEC閣僚会議を開催する。

【参照ページ】
(原文)32nd OPEC and non-OPEC Ministerial Meeting
(日本語訳)第32回OPEC・非OPEC閣僚会議が開催

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. 2025-9-16

    セブン&アイHD、TCFD・TNFD統合開示を公表 財務インパクトの試算と自然資本分析も深化

    9月8日、セブン&アイ・ホールディングスは、「気候・自然関連情報報告書―TCFD・TNFD統合開示…
  2. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る