香港取引所、国際炭素市場の立ち上げに向けた協議会を設立

7月5日、香港取引所(HKEX)は、国際的な炭素市場の発展を目指す有力企業および金融機関の協力のもと、香港国際炭素市場協議会(HKIC)の発足を発表した。

本発表は、確立された成熟したカーボン取引市場に対するニーズが高まっていることを受けたものである。温室効果ガスの放出を相殺するカーボン・オフセット・プロジェクトおよび関連するクレジットの需要は、今後数年間で大幅に増加すると予想されている。これは、企業や事業者がネット・ゼロの野望を打ち出し、自らの排出量削減努力への橋渡しとして、あるいは排出回避が難しいバランスとしてオフセットに目を向ける傾向が強まっているためである。しかし、炭素クレジットの市場には、流動性の欠如、プロジェクトの有効性を評価するためのデータの不足や一貫性の欠如といった問題がある。

本協議会は、会員企業の知見を集約し、クラス最高の市場インフラ、商品、サービスを備えた効率的かつ効果的な炭素市場を開発することを目的としている。

協議会の発足メンバーは、オーストラリア・ニュージーランド銀行、スタンダードチャータード銀行、BNPパリバの香港支店、中国銀行、キャセイパシフィック航空、中国省エネ環境保護集団、中国林業集団、中国工商銀行、国家電力投資公司、テンセントホールディングス、香港上海銀行などである。

【参照ページ】
(原文)HKEX Launches Hong Kong International Carbon Market Council, Unveils Carbon Market Plans
(日本語訳)香港取引所、国際炭素市場の立ち上げに向けた協議会を設立

関連記事

“導入事例へのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-16

    SSBJ公開草案の重要ポイント解説:今後の気候変動の情報開示はどう動くか

    2024年3月29日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が国内のサステナビリティ開示基準の草案…
  2. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  3. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…

ピックアップ記事

  1. 2024-5-8

    IBM、ESGデータプラットフォームにCSRD対応機能を追加

    4月30日、IBMは、ESGデータの収集、分析、報告プ​​ラットフォーム「IBM Envizi」の…
  2. 2024-5-8

    IFRS、EFRAG、ISSB/CSRD報告基準に双方に対応する企業向けガイダンスを発行

    5月2日、IFRS財団と欧州財務報告諮問グループ(EFRAG)は、ESRS-ISSB基準の相互に共…
  3. 2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
ページ上部へ戻る