資生堂、グループ調達方針を改定。より厳格なサプライヤー評価を実施

資生堂、グループ調達方針を改定。より厳格なサプライヤー評価を実施

資生堂は「責任ある調達のための方針」として、環境や人権などの持続可能性に関するサプライヤーへの要求事項の拡大を含む、新しいグループ調達方針を発表した。

この方針に基づき、資生堂はサプライヤーの評価基準にサステナビリティを優先事項として加え、サステナビリティに優れたサプライヤーとの取引拡大を目指す。

資生堂の新しい調達方針では、差別・虐待・ハラスメント・強制労働・人身売買・児童労働の禁止・安全な職場環境や健康的な施設の提供など、幅広い基準でサプライヤーに同意を求めている。また、生物多様性保全・廃棄物削減・省資源・リサイクル・汚染防止などの環境保護に関する基準や、サプライヤーと協力したCO2排出量削減も約束している。

新方針では、新規サプライヤーとの取引に先立ち、サプライヤーが高リスクでないことを確認するためのサプライヤー評価を実施し、既存のサプライヤーについても定期的に評価を行う。高リスクと判断されたサプライヤーには、一定の不適合是正期間を設け、期間以降も是正しない場合は取引停止を検討する。

【参照ページ】
(原文)資生堂、グループ調達方針を改定

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  2. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…
  3. 2024-3-26

    【さくっと読める】ESGスコアとは。基本的知識を解説。

    今月から、サスティナビリティ情報開示で関心の高いテーマについて、さくっと読める解説コラムを発行して…

ピックアップ記事

  1. 2024-4-12

    BCG支援のVC、Bキャピタル、気候変動プラットフォームのリードへ向け新たな幹部を発表

    4月8日、マルチステージのベンチャー投資会社であるBキャピタルは、気候変動投資プラットフォームの拡…
  2. 日本、IFRSベースのサステナビリティ報告基準案を公表

    2024-4-11

    SSBJ(サステナビリティ基準委員会)、IFRSベースのサステナビリティ報告基準案を公表

    4月3日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)は、IFRS財団の国際サステナビリティ基準委員会(…
  3. 2024-4-11

    ブラックロック、ESG政策を理由に1.3兆円の資産売却を決定したテキサス州を「無謀」とし、再考を促す

    3月21日、ブラックロックは、テキサス州教育委員会がエネルギー企業への「ボイコット」とESG投資慣…

アーカイブ

ページ上部へ戻る