資生堂は「責任ある調達のための方針」として、環境や人権などの持続可能性に関するサプライヤーへの要求事項の拡大を含む、新しいグループ調達方針を発表した。
この方針に基づき、資生堂はサプライヤーの評価基準にサステナビリティを優先事項として加え、サステナビリティに優れたサプライヤーとの取引拡大を目指す。
資生堂の新しい調達方針では、差別・虐待・ハラスメント・強制労働・人身売買・児童労働の禁止・安全な職場環境や健康的な施設の提供など、幅広い基準でサプライヤーに同意を求めている。また、生物多様性保全・廃棄物削減・省資源・リサイクル・汚染防止などの環境保護に関する基準や、サプライヤーと協力したCO2排出量削減も約束している。
新方針では、新規サプライヤーとの取引に先立ち、サプライヤーが高リスクでないことを確認するためのサプライヤー評価を実施し、既存のサプライヤーについても定期的に評価を行う。高リスクと判断されたサプライヤーには、一定の不適合是正期間を設け、期間以降も是正しない場合は取引停止を検討する。
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(原文)資生堂、グループ調達方針を改定