エネルギーとオートメーションのデジタルソリューションを提供するシュナイダーエレクトリック社は、環境に配慮した持続可能なデータセンターのための包括的なフレームワークを発表した。事業者が環境への影響を測定し軽減することを目的としている。同社によると、データセンターは世界の二酸化炭素排出量の最大2%を占めており、これは航空業界の排出量に匹敵する。データセンターへの需要が急速に高まる中、環境への影響に対応する必要性が高まっている。
シュナイダーエレクトリック社のフレームワークは23の主要指標を用いて、取り組むべき5つの影響分野を提案している。5つの分野とは、エネルギー、GHG排出量、水、廃棄物、土地・生物多様性。このフレームワークは、ESGの専門家、サステナビリティコンサルタント、データセンターの科学者、データセンターのソリューションアーキテクトの専門知識を活用して、同社のエネルギー管理研究センターによって開発された。
同社によると、標準化されたサステナビリティ指標を追跡・報告することで、社内チームの連携を改善し、透明性を高めることができるという。また、このフレームワークを利用することで測定基準の選択の難しさを解消し、持続可能性の目標に関するコミュニケーションを改善し、データに基づいてオペレーションを改善し、外部のステークホルダーへの定期的な報告を可能にし、同業他社とのベンチマークを標準化することができる。
【参照ページ】
(原文)Schneider Electric Launches Framework to Measure and Address Environmental Impact of Data Centers
(日本語訳)シュナイダーエレクトリックがデータセンターの環境への影響を測定して対処するためのフレームワークを発表