11月4日、Vicinity Centresは、ENGIEとの戦略的パートナーシップを発表した。このパートナーシップにより、 Vicinity のもつ全国の駐車場にEV用の急速充電ステーションが設置され、顧客の利便性が向上する。
オーストラリア再生可能エネルギー庁(ARENA)のFuture Fuelsファンドの一環である本パートナーシップは、オーストラリアでは初めての試みであり、ENGIEはVicinityの全国のショッピングセンターの戦略的立地を活用して、オーストラリアで最も重要かつ広範囲なEV充電インフラを提供する。Vicinity の全国のポートフォリオの中で最大30のセンターに設置される可能性があるこの急速充電用DC充電器は、再生可能エネルギーを利用して、わずか30分でバッテリー容量を80%まで充電できる持続可能な高速充電オプションを全国の顧客に提供する。
急速充電器ネットワークは、顧客にさらなる価値と利便性を提供すると同時に、持続可能なオペレーションを推進し、2030年までにネット・ゼロエミッションを実現するという、 Vicinity の脱炭素化の取り組みを進める上でも重要な役割を果たす。 最初のEV用急速充電器は、今後数ヶ月のうちに設置され、その後2年間で残りを設置する予定だ。
今回の提携は、持続可能性と技術を最優先に、市場をリードする目的地を開発し、そこから未実現の価値を引き出すという、Vicinityの長期的な戦略を示すものである。また、Wingとの提携によるドローンによる配送の実現や、アジアの主要な技術・イノベーション投資家であるTaronga・Venturesへの戦略的投資に続いて、今回の提携により新技術へのアクセスを提供し、急成長している自社の新製品開発プログラムを補完する。
【参照ページ】
(原文)Vicinity and ENGIE to deliver shopping centre-based electric fast-charging network
(日本語訳)VicinityとENGIE、ショッピングセンターに電気自動車用急速充電器ネットワークを設置