Iberdrola、2025年までに英国の再生可能エネルギーおよび脱炭素プロジェクトに約1.6兆円を投資

 

Iberdrolaは、2025年までに英国に100億ポンド(約1.6兆円)を投資する計画を発表した。これにより再生可能エネルギーの発電能力を倍増させ、英国の脱炭素化を推進する。本投資計画には、子会社のスコティッシュ・パワー社を通じた、世界最大級の洋上風力発電プロジェクトであるイースト・アングリア・ハブの開発への60億ポンドの投資が含まれている。

Iberdrola社にとって最大の洋上風力発電プロジェクトであるイースト・アングリア・ハブは、サフォーク沖にある3つの風力発電所で構成され、設置容量は3,000MWを超える。本プロジェクトでは、2.7世帯分以上に相当するクリーンエネルギーを生産することが期待されており、2030年までに英国で40,000MWの設置電力を確保するという目標に対して、7.5%以上の貢献が期待されている。

今回の英国での投資は、昨年末に発表されたIberdrola社の750億ドルの資本計画の一環であり、今後5年間で再生可能エネルギーへの大規模な投資を行い、2025年までに再生可能エネルギーの容量を約2倍にすることを見込んでいる。この投資計画は、主にスペイン、英国、米国の市場に焦点を当てている。

【参照ページ】Iberdrola undertakes to invest £6bn in the East Anglia Hub offshore wind complex

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