オランダ北部にSAF大型製造拠点、SkyNRGが資金調達完了

2月13日、SkyNRGはオランダ北部デルフザイル化学パークに建設する持続可能な航空燃料(SAF)製造施設「DSL-01」の資金調達完了を発表した。施設が全面稼働すれば、年間10万トンのSAFに加え、バイオ由来プロパン、ブタン、ナフサなど3万5,000トンのサステナブル副産物を生産する計画である。
同施設はHEFA(加水素化エステル・脂肪酸)プロセスを採用し、TopsoeのHydroFlex技術により生産を行う。初期段階では従来のジェット燃料と比べ、ライフサイクルベースで約80%の温室効果ガス排出削減が見込まれる。オランダ国内の再生可能エネルギー供給拡大と天然ガス依存の低下に伴い、将来的には削減率が90%を超える見通しである。
本プロジェクトは、フローニンゲン港湾公社およびフローニンゲン州のサステナビリティ目標を支え、地域のグリーン産業クラスター強化に寄与すると期待される。すべての規制承認取得と資金契約の完了により、7年に及ぶ開発段階が終了した。
この節目は、SAFの調達・流通を中心としてきたSkyNRGが、自社生産施設を保有・運営する事業モデルへ移行することを意味する。建設はすでに開始され、操業開始は2028年半ばを予定している。生産されたSAFはKLMオランダ航空が主な購入者となり、同社のサステナビリティ戦略の推進および欧州環境規制への適合に活用される。

