
10月21日、北米で持続可能な空調・冷却システムを手がけるエクスナージー・クライメート・システムズ(XNRGY)はブラックロックとテマセクの合弁ファンド「デカーボナイゼーション・パートナーズ」、産業脱炭素化投資を手がけるクライメート・インベストメント(CI)、およびアクティベート・キャピタルから成長資金を調達したと発表した。調達額は非公表。
今回の出資により、米国内での製造拠点拡大や次世代冷却技術の開発を加速させる。特に、データセンターなど高い冷却需要を持つ分野での事業強化を狙う。XNRGYはAIを活用した制御システムを備えた液体・空冷技術を開発しており、高温環境下でも高効率・高信頼の冷却性能を提供する。
ワイス・ジャラリCEOは「戦略投資家との連携で、持続可能かつ効率的なデータセンター冷却の実現をさらに加速する」と述べた。デカーボナイゼーション・パートナーズの投資責任者メーガン・シャープ氏は「XNRGYの技術は、デジタル変革を支える次世代エネルギーソリューションの中核だ」と評価した。
同社は9月、アリゾナ州メサに**33万平方フィート(約3万平方メートル)規模の新工場「Mesa 2」**建設計画を発表。冷却機(チラー)とAI制御技術を統合した最新製品を量産する予定で、北米全体の製造能力を約100万平方フィートに拡大する。
XNRGYはデータセンターや医療施設、EV電池工場など多様な産業向けに熱管理システムを供給。デジタル化と脱炭素化が進む中、冷却効率の向上による電力消費と温室効果ガス削減の両立を目指している。
(原文)XNRGY Secures Investment from BlackRock- and Temasek-Backed Decarbonization Partners, Climate Investment and Activate Capital to Accelerate Expansion of Sustainable Cooling Technologies
(日本語参考訳)XNRGYは、ブラックロックとテマセクが支援するDecarbonization Partners、Climate Investment、Activate Capitalから投資を獲得し、持続可能な冷却技術の拡大を加速
















