
9月3日、統合型オペレーショナルリスク管理ソフトウェアおよびデータのグローバルプロバイダーであるスフェラ(Sphera)は、Neuberger Berman Capital Solutions(NBCS)がクライアントファンドを代表して同社に大規模な成長投資を行うことを発表した。 NBCSは既存株主であるブラックストーンが運営するプライベートエクイティファンドとともに、スフェラの次の成長フェーズを支援する。ブラックストーンは引き続き過半数の株式を保有する。
スフェラは、SaaSソフトウェアと独自のデータを活用し、世界100カ国以上・8,500社を超える顧客企業と100万人のユーザーに、環境・健康・安全・サステナビリティに関連するオペレーショナルリスクの可視化・管理・軽減を支援している。同社は企業が人を守り、製品の持続可能性を高め、事業運営を効率化するための不可欠なパートナーとなっている。
創業者兼CEOのPaul Marushkaは「NBCSを戦略的パートナーとして迎えることを嬉しく思います。この投資は、当社のビジョンやチーム、そして顧客に提供する価値が強く認められた証です。今回の資金により、イノベーションを加速し、グローバルでのプレゼンスを拡大し、企業の持続可能なパフォーマンスを支援していきます」と述べた。
NBCSのDavid Lyon(Capital Solutions責任者)は「スフェラは、長期的な需要トレンドに支えられた重要なオペレーショナルリスクソフトウェアを提供する、際立った企業です」と評価した。ブラックストーンも「スフェラは当社の投資期間中に著しい成長と製品革新を遂げ、業界のリーダーとしての地位を確立した」とコメントし、今後もパートナーシップを継続していく考えを示した。
投資額の詳細は非公開だが、財務アドバイザーはEvercoreとWilliam Blair(ブラックストーン・スフェラ側)、Harris Williams(NBCS側)を担当する。法務アドバイザーはSimpson Thacher(ブラックストーン・スフェラ側)、Latham & Watkins(NBCS側)が務めた。
(原文)Sphera Announces Significant Growth Investment From Neuberger Berman Capital Solutions
(日本語参考訳)Sphera、ニューバーガー・バーマン・キャピタル・ソリューションズからの大規模な成長投資を発表