
7月30日、農林水産省は令和7年度の渇水および高温が水稲生育など農業への影響を及ぼす懸念を踏まえ、「渇水・高温対策本部」を設置した。本部長は農林水産大臣が務め、副大臣や政務官、各局長らが本部員として参画する。
事務局は農村振興局水資源課が担い、現場の状況把握と迅速な対応を目指す。
また、新たな取組として「水利施設管理強化事業」を開始。現場でのポンプ調達・運転や番水作業に必要な諸経費を補助し、農業用水対策を支援する。農水省は各地方公共団体および農政局を通じて支援策の周知を進めており、詳細な問い合わせ先も公表した。
渇水・高温リスクに対し、政府はサステナビリティの観点からも農業現場の支援体制を強化し、影響最小化を図る方針だ。