Nestléが紙製パッケージを拡大導入

9月2日、Nestléはサステナブルな包装ソリューションを推進する一環として、複数の主要ブランドにおいて紙製パッケージを導入している。米国では「Vital Proteins」ブランドで新たに紙製キャニスターを採用し、これにより従来のプラスチック使用量を90%削減した。同キャニスターはニュージャージー州のNestlé Health Science研究開発センターと外部パートナーが共同で開発したもので、使いやすさや漏れ防止の機能を備えている。

Nestléは、外部パートナーと連携し、酸素や湿気に敏感な製品にも対応できる次世代の高バリア紙包装を開発している。特にコーヒーなど、より高度な保護が必要なカテゴリーにおいても技術を拡大している。英国では「Nescafé」リフィルパックを導入し、ガラス瓶の再利用を促進。包装重量を97%削減し、紙ゴミとしてリサイクル可能だ。

さらに、欧州では「Nescafé Cappuccino」に紙製ボディを採用し、これもリサイクル可能なデザインへ変更。Nestléは2025年までに95%のプラスチック包装をリサイクル可能にする目標を掲げている。

【参照ページ】
(原文)Breaking barriers: Nestlé replaces more packaging with paper innovations
(日本語参考訳)障壁を打ち破る:ネスレはより多くの包装を紙の革新に置き換える

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  3. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. 2025-7-1

    カナダ年金基金、2030年までに4,000億ドルの気候投資

    6月19日、カナダの大手機関投資家であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は、2050年ネットゼロ…
  3. 2025-7-1

    GRI、サステナビリティ報告のデジタル化を促進する新「サステナビリティ・タクソノミー」を発表

    6月19日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新たに「GRI S…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る