3月14日、Googleは、アリゾナ州を拠点とする水・電力供給会社ソルトリバー・プロジェクト(SRP)と新たな契約を締結し、アリゾナ州の送電網に430MW以上のカーボンフリーエネルギー容量を導入し、同社のクリーンエネルギー目標を支援すると発表した。
Googleの親会社であるAlphabetは、2030年までに全事業をカーボンフリーエネルギー(CFE)で運営し、同社が事業を展開するすべての地域で、24時間365日、電力需要とCFE供給を一致させることを目指している。同社によると今回の合意により、2026年までにアリゾナ州の事業で少なくとも80%のCFEを達成することが可能になる。
新契約は、Googleがメサにアリゾナ初のデータセンターを開設したのに続くもので、同社は2025年の稼働を見込んでいる。また、本契約にはSRPの電力網でネクステラ・エナジー・リソーシズが運営する3つの施設からの風力発電と太陽光発電、バッテリー・ストレージが含まれる。
新しいメサ・データセンターでは、水冷ではなく空冷技術を使用する。Googleは、地元の水源が枯渇と希少性のリスクが高いことを発見した。同社はまた、メサのシェードツリー・プログラムと提携して植樹ワークショップに資金を提供したり、メサ・カレッジ・プロミスに10万ドルを支援したりするなど、メサ地域で進めているその他の取り組みについても説明した。
【参照ページ】
(原文)Our work to build a more sustainable future in Arizona
(日本語参考訳)グーグル、アリゾナ州で430MWのカーボンフリーエネルギー契約を締結