エスティローダー、パッケージ用リサイクル素材に関する契約を締結

10月17日、韓国の化学・ライフサイエンス製品メーカーであるSKケミカルズは、世界的なプレステージ・ビューティ企業であるエスティ ローダー カンパニーズ(ELC)と、ELCのパッケージにリサイクル可能な素材を供給することで合意したと発表した。

ボビイ・ブラウン化粧品、アヴェダ、クリニーク、ラ・メールなどのブランドを展開するELCは、2021年に一連の持続可能なパッケージング目標を発表している。その中には2025年までにパッケージングにおけるPCRを25%にする目標や、2030年までにパッケージングにおけるバージン石油プラスチックの使用を50%以下にする目標などが含まれている。

SKケミカルズは、廃プラスチックを化学的に分解してプラスチックの原料であるモノマーに変換する高度なリサイクル技術を活用している。本合意により、ELCはSKケミカルズから供給されるエコトリアCRやスカイペットCR、エコゼンクラロなど、先進的なリサイクル素材を使用した包装材を開発する。

SKケミカルズとELCは、製品に含まれるリサイクル素材の量を徐々に増やし、その他のリサイクル不可能な素材を、リサイクル可能な素材やリサイクル素材を取り入れたデザインに置き換えていくことで、ELCのパッケージングのサステナビリティ目標を前進させる。

【参照ページ】
(原文)“Packaging Sustainability in the Global Cosmetics Market” SK chemicals Partners with The Estée Lauder Companies
(日本語参考訳)エスティ ローダー、パッケージ用リサイクル素材に関する契約を締結

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-16

    SSBJ公開草案の重要ポイント解説:今後の気候変動の情報開示はどう動くか

    2024年3月29日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が国内のサステナビリティ開示基準の草案…
  2. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  3. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…

ピックアップ記事

  1. 2024-5-2

    環境NGO、MUFG、SMFG、みずほFG、中部電力に気候変動株主提案を再提出

    4月15日、環境NGOの3団体は、MUFG、SMFG、みずほFG、中部電力の4社に対し、気候変動株…
  2. MUFG

    2024-4-30

    MUFG、サステナブルファイナンス目標を100兆円に引き上げ

    4月1日、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、サステナブルファイナンスの実行額目標を…
  3. 2024-4-30

    経産省とJPX、SX銘柄2024として15社を選定

    4月23日、経済産業省と東京証券取引所(JPX)はサステナビリティ・トランスフォーメーション(SX…

ページ上部へ戻る