10月2日、世界的なワイン・スピリッツ企業であるバカルディは、プエルトリコのラム酒蒸留所において、熱電併給(CHP)システムを新たに稼動させ、バカルディ・ラム酒ブランドの温室効果ガス(GHG)排出量を半減させると発表した。
新しいCHPシステムは、世界最大のプレミアム・ラム蒸留所である同施設において、重油を比較的クリーンなエネルギーソリューションであるプロパンガスに置き換えるものである。バカルディによると、本システムは、蒸留所やオフィス、カサ・バカルディ・ビジター・センターを含むプエルトリコのカタニョ・キャンパスで使用されるエネルギーの100%を発電する。
同社によると、新施設の立ち上げは、同社の排出削減努力における重要な一歩となる。同社のサステナビリティ目標には、2025年までに事業全体で排出量を50%削減するという目標が含まれている。バカルディは、廃水を浄化してバイオガスを発生させることにより、蒸留所のエネルギーの60%以上を生成すること、蒸留中に発生する熱の95%を再利用すること、発酵工程からCO2を回収するプロジェクトを開発すること、地元の野生生物を支援するために受粉媒介者ガーデンを植えることなど、同社が進めているその他の環境への取り組みについて概説した。
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(参考記事)BACARDÍ® Rum Inaugurates System to Cut Greenhouse Gas Emissions by 50%