7月10日、中国汽車工業協会(中国自動車工業会)は、競争法上の懸念から、同協会が主催した中国自動車フォーラム(中国汽車論壇)の中で、加盟16社がEVの値下げ競争を中止する誓約書を撤回した。
同誓約書に署名したのは、一汽集団、北汽集団集団(BAIC)、江淮汽車集団(JAC)、東風汽車集団、広州汽車集団(GAC)、上海汽車集団、中国重型汽車集団(シノトラック)、長城汽車、重慶長安汽車、テスラである。
中国でのEV値下げ競争は、2022年末のテスラを皮切りに、2023年前半に中国他社が一気に値下げに決行した。一方、今後値下げが続くと判断した消費者は、自動車を買い控えるようになり、販売鈍化をもたらした。
本誓約書は、異常な価格設定で公正な競争を妨げないことや、マーケティングや宣伝での過剰な謳い文句を行わないという内容を盛り込んでいた。
【参照ページ】
关于邀请加入中国汽车工业协会职业技术分会的函