MasdarとAIIB、ウズベキスタンでの太陽光発電プロジェクト3件への出資に成功

4月7日、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)のエネルギー転換加速融資(ETAF)プラットフォームの下、Masda(マスダール)とアジアインフラ投資銀行(AIIB)は、ウズベキスタンの3つの太陽光発電プロジェクトに資本参加することに合意した。

本プロジェクトは中央アジア最大の太陽電池開発プロジェクトであり、今後数ヶ月の間に、合計で約90万kWの発電所の建設が開始される。

ウズベキスタンは、2030年までに太陽光発電7GW、風力発電5GWを達成し、その時点で電力需要の25%を再生可能エネルギーで賄うことを目標としている。シェラバード、サマルカンド、ジザフの3つのソーラープロジェクトがフル稼働すると、100万人以上の人々に電力を供給し、毎年100万トン以上の二酸化炭素を排出しないことが期待される。

IRENAが管理するETAFプラットフォームは、革新的な金融ソリューションにおけるパートナーの実証済みの実績を活用し、IRENAのメンバー国にインパクトを与えるもの。マルチステークホルダー型気候変動資金調達プラットフォームは、2030年までに開発途上国で5ギガワットの新規再生可能エネルギー発電の導入を目標に掲げている。

【参照ページ】
(原文)Under IRENA’s ETAF, Masdar and AIIB Reach Financial Close on 3 Uzbek Solar Projects
(日本語訳)IRENAのETAFのもと、MasdarとAIIBがウズベキスタンでの太陽光発電プロジェクト3件への出資に成功

関連記事

“導入事例へのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-16

    SSBJ公開草案の重要ポイント解説:今後の気候変動の情報開示はどう動くか

    2024年3月29日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が国内のサステナビリティ開示基準の草案…
  2. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  3. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…

ピックアップ記事

  1. アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    2024-4-25

    アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    4月17日、アップルは、バリューチェーンの脱炭素化という目標に向けて大きく前進していることを発表し…
  2. 2024-4-24

    ダウとP&G、プラスチック・リサイクル技術の共同開発契約を締結

    3月25日、 米国の化学世界大手であるダウと消費財業界大手のP&Gは、プラスチック・リサ…
  3. 2024-4-24

    住商グループとパートナー企業、太陽光発電パネルの再利用・リサイクル実証実験に着手

    3月28日、住友商事、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)、SMFLみらいパートナーズ…

ページ上部へ戻る