SSCI、環境ワーキンググループEWGを発足

2月14日、消費財フォーラム(CGF)の持続可能なサプライチェーンイニシアティブ(SSCI)は、新たに設置した環境ワーキンググループ(EWG)の参加者を発表した。SSCIは、消費財業界のベンチマークとして、世界中のサステナビリティ基準の信頼と調和を促進するために、SSCIベンチマークの範囲を社会から環境のサステナビリティに拡大するベンチマーク基準を開発するEWGを発足させた。

消費財フォーラム(CGF)は、世界中の消費財業界に役立つ実践と標準の世界的な採用を奨励するために、会員によって推進されている、パリティに基づくグローバルな業界ネットワークである。70カ国にわたる約400社の小売業者、メーカー、サービスプロバイダー、その他の関係者のCEOや上級管理職が集まり、地理的、規模、製品カテゴリー、フォーマットなど、業界の多様性を反映している。加盟企業の売上高は3兆5,000億ユーロ(約500兆円)で、1,000万人近くを直接雇用し、さらにバリューチェーンに沿って9,000万人の関連雇用があると推定されている。

CGFの持続可能なサプライチェーンイニシアティブ(SSCI)は、第三者による監査や認証プログラムをベンチマークし、業界の期待に応えるスキームを認定することで、世界中のサステナビリティ基準への信頼を構築している。SSCIは、認定プログラムのオープンソースリストを用い、どのスキームが主要なサステナビリティ基準をカバーし、関連する検証方法を適用しているかについての明確なガイダンスを提供する。SSCIは、市場の透明性を向上させ、バイヤーとサプライヤーの両レベルでスキームに関する意思決定を促進し、業界の責任ある調達への期待を設定する。

【参照ページ】
(原文)Sustainable Supply Chain Initiative Launches Environmental Working Group Chaired by International Fresh Produce Association

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    2025-8-20

    TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?(再掲)

    ※2025年5月28日公開済みの記事を一部更新し再掲している。 企業のサステナビリティ関連の…
  2. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…
  3. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…

ピックアップ記事

  1. TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    2025-8-20

    TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?(再掲)

    ※2025年5月28日公開済みの記事を一部更新し再掲している。 企業のサステナビリティ関連の…
  2. 2025-8-19

    【PR】9/10 オフライン 『開示規制が変化する中でのESG評価の位置づけと実践事例』

    毎回満員御礼でご好評をいただいているESG Journal 会員向けのESG Journal …
  3. 2025-8-18

    金融庁、EDINET新タクソノミ案公表 27年版ではサステナ情報開示も検討

    8月8日、金融庁は企業の有価証券報告書などで利用される電子開示システム「EDINET」の基盤となる…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る