Deloitte、10年間で2,000億円超の社会的影響に関するコミットメントを発表

9月26日、グローバルなプロフェッショナルサービス企業であるDeloitteは、より公平な社会の育成を目指し、教育・労働力開発、金融包摂、健康の公平性の主要分野に焦点を当てた15億ドル(約2,200億円)の投資を含む、10年間の社会的影響に関するコミットメントを発表した。

Deloitteは、新しいコミットメントを通じて、リーダー・組織・コミュニティと協力し、社会的流動性と経済的繁栄のための道筋の構築を支援する。また、主要な意思決定者を集め、民間と公共部門の協力を促進することでコミュニティ主導の変化をサポートするとも発表した。

また、新しいコミットメント下での投資は、社会起業家のためのベンチャー・フィランソロピー、スキルベースの雇用と実習、既存の能力を補うための従業員フェローシッププログラムなどのアクションに及ぶ。

Deloitteは実際に、教育や労働力開発に取り組むOneTen、金融包摂を推進するBlack Economic Alliance Foundation、健康の公平性を推進するHealth Equity Catalyze Cohortなどに投資を開始すると発表した。OneTenは、4年制大学の学位を持たない100万人のアメリカの黒人を2030年までに雇用し、昇進させ、家族のためになる職業に就かせる約束をする雇用主の連合だ。Black Economic Alliance Foundationは、黒人ビジネスリーダーの専門知識と影響力を結集して、黒人コミュニティの経済的繁栄と世代を超えた富を築くために活動している。

【参照ページ】
(参考記事)Deloitte US Announces $1.5 Billion Social Impact Investment to Foster a More Equitable Society
(日本語訳)Deloitte、10年間で15億ドルの社会的インパクトのあるコミットメントを発表

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  3. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. 2025-7-1

    カナダ年金基金、2030年までに4,000億ドルの気候投資

    6月19日、カナダの大手機関投資家であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は、2050年ネットゼロ…
  3. 2025-7-1

    GRI、サステナビリティ報告のデジタル化を促進する新「サステナビリティ・タクソノミー」を発表

    6月19日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新たに「GRI S…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る