6月30日、MSCIは、金融機関が融資および投資ポートフォリオ全体の炭素排出量を測定するための新しいソリューション、トータルポートフォリオ・フットプリンティングの提供開始を発表した。
本ソリューションを利用することで、金融機関は融資による排出量についてベースラインに対する削減目標を設定・管理し、ネット・ゼロのコミットメントと整合させることができるようになる。また、金融機関は融資している温室効果ガス(GHG)排出の影響について理解を深め、より持続可能な事業活動に資本を集中させる方法について情報を提供することができる。
本ソリューションには、気候関連開示タスクフォース(TCFD)フレームワーク、炭素会計財務パートナーシップ(PCAF)、全米保険委員会(NAIC)、欧州保険・職業年金機構(EIOPA)基準など、気候および持続可能性の測定と報告の主要基準に準拠するための気候データおよびモデルが含まれている。
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(原文)MSCI develops Total Portfolio Footprinting to measure financed emissions of loans and investments