4月13日、世界的なテクノロジーとビジネスサービスのプロバイダーであるIBMが新調査の結果を報告した。本調査によると、従業員がサステナブル企業に就職を希望し、仕事を受ける傾向が強くなっている。
調査結果は、IBMのInstitute for Business Value(IBV)研究の一環として発表され、サステナビリティに関する消費者と従業員の意見を調査した。調査は、10カ国の16,000人以上から回答を得ており、雇用から消費、投資まで幅広いトピックをカバーしている。
本調査では、環境に配慮したサステナブル企業への応募・受け入れ意欲が高まっており、回答者の67%が「サステナブル企業の求人に応募したい」、68%が「サステナビリティ関連の部門に就きたい」と回答。昨年転職した人の35%がサステナブル企業へ転職し、34%がサステナビリティへの取り組み結果に直接影響を与える仕事に就いている。
また、過去1年間に転職した人のうち、約3人に1人が、サステナブル企業や社会的責任のある企業で働くために低い給与を受け入れていた。
調査結果から、サステナビリティは人材の優位性を生み出すのに役立つ一方で、「現在の雇用主をサステナブルだと思う」と回答したのはわずか21%で、企業にとってリスクを生む可能性も明らかになった。
【参照ページ】
(原文)IBM Global Consumer Study: Sustainability Actions Can Speak Louder Than Intent
(日本語訳)IBMサーベイ:サステナブル企業への就職希望者の増加を明らかに