英ENGIE、ペプシコと英初のバイオメタン長期契約 食品業界の脱炭素を加速

1月21日、エネルギー大手ENGIEは、英ペプシコと10年間のバイオメタン購入契約(BPA)を締結したと発表した。英国の食品・飲料業界では初、ペプシコにとってはEMEA地域初のBPAである。ENGIEは北イングランドに年産60GWhのバイオメタン施設を新設し、2027年の稼働開始後、マスバランス方式で全量をペプシコのサプライチェーン向けに供給する。これは約5,000世帯分のガス消費量に相当し、ペプシコUKのCO₂排出量を年間1万900トン以上削減する見込みだ。
ENGIEは英国南西部で既に4基の嫌気性消化(AD)プラントを運営し、年間210GWh超のバイオメタンをガス網に注入している。今回の契約は、国内生産のグリーンガス拡大を通じたエネルギー主権の強化と産業の脱炭素化を後押しする位置づけである。ENGIEは欧州での年産能力を10TWhに拡大する目標を掲げ、英国でも新規プロジェクト開発を進める。
新設プラントは農業廃棄物や輪作作物など地域由来の持続可能な原料を使用し、消化残渣を土壌改良材として還元する循環型モデルを採用する。バイオメタンは天然ガスと同一分子の100%再生可能ガスで、設備改修不要で導入でき、ライフサイクル評価で少なくとも80%の排出削減効果を持つ。
(原文)ENGIE signs a 10-year Biomethane Purchase Agreement with PepsiCo, its first in the United Kingdom

