
10月27日、再生可能エネルギー事業を展開するENGIE North America(以下、ENGIE)は、Metaとの間で新たな電力購入契約(PPA)を締結したと発表した。
これにより、両社の協業規模はテキサス州内4プロジェクト合計で1.3GWを超える。今回の契約には、ENGIEが新たに開発する出力600MWの「Swenson Ranch Solar」プロジェクトが含まれ、Metaは同施設で生み出される電力を全量購入する。
同プロジェクトは、テキサス州ストーンウォール郡(テキサス州北部)に建設される予定で、ENGIEが北米で保有・建設中の太陽光・風力・蓄電事業群(総容量11GW超)の中で最大の単一資産となる。総投資額は約9億ドルに上り、建設期間中には350人以上の労働者を雇用する見込みだ。稼働開始は2027年を予定しており、プロジェクト期間を通じて郡および地域の病院区に対して1億5800万ドル(約244億円)超の税収効果をもたらすとされている。
Metaは、米国内のデータセンター運営における電力をすべて再生可能エネルギーで賄う方針を掲げており、今回の契約はその一環である。ENGIEとの長期協力を通じ、同社は脱炭素型のデジタルインフラ整備を加速させる。
ENGIEは、「今回の取り組みは北米における再生可能エネルギー拡大と地域経済の発展を両立させるモデルケースとなる」としており、企業需要主導による大規模再エネ投資の潮流をさらに後押しする構えである。
















