アサヒ飲料、大型ペットボトルにケミカルリサイクルによる再生PET樹脂を使用

asahi

11月25日、アサヒ飲料株式会社は、一部の大型ペットボトル(「三ツ矢」「カルピス」「アサヒ 十六茶」「アサヒ おいしい水」「バヤリース」)に、ケミカルリサイクルにより再生された樹脂を100%使用し、2022年4月からの生産開始を発表した。

同社は、持続可能な容器包装の実現に向けた目標「容器包装2030」において、2030年までに、

プラスチック製容器包装(PETボトル、ラベル、キャップ、プラスチックボトル)の全重量の60%にリサイクルPET、植物由来の環境配慮素材などを使用する目標を掲げている。

今回の取り組みで、大型ペットボトルの年間生産量の約40%に再生PET樹脂を使用することになり、ボトルに使用するCO2排出量は従来比で約47%削減され、年間で約18,400tのCO2が削減される見込みだ。今回、使用する再生PET樹脂は、ボトルtoボトルの再生事業者である日本環境設計株式会社のグループ会社ペットリファインテクノロジー株式会社のケミカルリサイクルPET樹脂を使用する。

【参照ページ】持続可能な容器包装の実現に向けた目標「容器包装2030」の達成を目指し大型ペットボトルにケミカルリサイクルによる再生PET樹脂を使用2022年4月より生産開始予定

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-16

    SSBJ公開草案の重要ポイント解説:今後の気候変動の情報開示はどう動くか

    2024年3月29日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が国内のサステナビリティ開示基準の草案…
  2. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  3. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…

ピックアップ記事

  1. アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    2024-4-25

    アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    4月17日、アップルは、バリューチェーンの脱炭素化という目標に向けて大きく前進していることを発表し…
  2. 2024-4-24

    ダウとP&G、プラスチック・リサイクル技術の共同開発契約を締結

    3月25日、 米国の化学世界大手であるダウと消費財業界大手のP&Gは、プラスチック・リサ…
  3. 2024-4-24

    住商グループとパートナー企業、太陽光発電パネルの再利用・リサイクル実証実験に着手

    3月28日、住友商事、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)、SMFLみらいパートナーズ…

ページ上部へ戻る