
9月2日、米国の持続可能インフラ投資をリードするジェネレート・キャピタルは、エネルギー業界の重鎮であるDavid Crane氏をCEO兼会長に任命したと発表した。
Crane氏は、これまで米エネルギー省(DOE)のインフラ担当次官を務め、公共部門と民間の両分野において深い知見を有する人物である。かつてはNRGエナジーやサウジ電力会社など5社の上場エネルギー企業でCEOを歴任し、EnergyBizやInstitutional Investorによってエネルギー業界で最も影響力のあるCEOの一人に選ばれた経験を持つ。
同氏は「ジェネレートは、オペレーター的視点、資本の柔軟性、強固な財務基盤を備えた稀有な存在だ」と述べ、「直近では既存ポートフォリオの価値最大化、高収益資産への投資、信用事業の拡大に注力する」と新体制の方針を明らかにした。前任のScott Jacobsは10年以上にわたりCEOとして同社を率い、14億ドル以上を調達して発電・モビリティ・産業脱炭素など6領域で革新的インフラを展開してきた。
今回のトップ交代について、独立取締役のRichard Kauffmanは「Craneの就任は、オペレーターと投資家を融合するというジェネレートの創業理念を体現するものである」とコメントした。
Crane氏の参加により、ジェネレートは脱炭素インフラ領域での民間主導型成長モデルをさらに深化させることが期待される。特に、AIや電化によって加速する電力需要の変化に応じたインフラ投資の戦略的展開が注目される。
(原文)Generate Capital Appoints David Crane Chief Executive Officer
(日本語参考訳)ジェネレート・キャピタル、デビッド・クレインを最高経営責任者に任命