クラックス、クリーン経済の資本市場変革へ向け5,000万ドル調達

4月16日、クリーン経済向け資本市場インフラの構築を目指すクラックス(Crux)は、ロワーカーボン・キャピタル主導のシリーズB資金調達で5,000万ドルを獲得した。既存投資家であるアンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)やアーデント・ベンチャー・パートナーズ、CIV、ニュー・システム・ベンチャーズ、スリー・ケアンズ・グループに加え、ジャイアント・ベンチャーズやアクルー・キャピタル、リバティ・ミューチュアル・ストラテジック・ベンチャーズ、マスミューチュアル・ベンチャーズ、オーマーズ・ベンチャーズが新たに参画した。今回の調達により、累計資金は7,700万ドルを超える。

クラックスは昨年、税額控除取引70件以上を仲介し、6,300を超える市場参加者からなるネットワークを形成。クリーンエネルギー・製造業プロジェクトの資金調達を支援する「クラックス債務マーケットプレイス」も開始した。

今後は、税額控除や債務商品の流動性・効率性向上に加え、AI活用による取引の迅速化や、ソフトウェア基盤の強化、データルームおよび契約支援機能の充実を進める。さらに、30億ドル以上の税額控除取引データに基づく市場インサイトを活用し、意思決定支援を提供していく。

(原文)What our $50M Series B means for Crux partners
(日本語参考訳)Cruxのパートナーにとって、5,000万ドルのシリーズBが意味するもの

関連記事

“SSBJ"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 【新着】IFRS S2改訂案:スコープ3開示の現実解とSSBJへの影響とは

    2025-4-29

    【新着】IFRS S2改訂案:スコープ3開示の現実解とSSBJへの影響とは

    2025年4月28日、IFRS:国際サステナビリティ基準審議会(ISSB) は、IFRS S2「気…
  2. 2025-4-28

    NZBA、実体経済の脱炭素化への資金提供機会の創出に重点を置いた新たな方針を更新

    4月15日、世界の銀行による気候変動対策の先頭に立つネット・ゼロ・バンキング・アライアンス(NZB…
  3. 2025-4-24

    EU、循環型製品の拡大へ新作業計画を採択──鉄鋼・繊維など5品目を重点対象に

    4月16日、欧州委員会はエコデザイン規則(ESPR)およびエネルギーラベル規則に関する2025〜2…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る