空飛ぶタクシーが日本へ。ソラクルが500億円規模の電動航空機購入契約を締結

11月7日、アーチャー・アビエーション(ACHR)と、住友商事・日本航空が共同出資で設立したソラクル株式会社が、新たな空飛ぶタクシー事業に向けた契約を締結した。

ソラクルはアーチャーの電動航空機「Midnight」を最大100機(約5億米ドル規模)購入する権利を取得した。これにより、東京、大阪、名古屋、北海道、沖縄などの地域で空飛ぶタクシーの運行を目指す。交通渋滞や地形的制約を受ける都市で、持続可能な移動手段として期待されている。

両社は日本の国土交通省航空局(JCAB)と連携し、必要な認証取得を進める。また、2025年大阪・関西万博での公開飛行デモを計画しており、訪問者に次世代の航空技術を体験してもらう場を提供する予定である。

【参照ページ】
(原文)Japan Airlines’ and Sumitomo Corporation’s Joint Venture Company, Soracle, Announces Agreement Including Intended Purchase Of Up To $500M of Electric Aircraft From Archer

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