グリーンクレーム指令が採択。今の環境ラベルは使えない?!
- 2024/7/16
- コラム・レポート
- ESG, オリジナル解説, グリーンクレーム指令
グリーンクレーム指令は、環境配慮のアピールに必要な枠組みを提供するため、2023年3月に欧州委員会に提案され、2024年EU理事会にて採択。2027年から適用が予定されている。
本稿では、このグリーンクレーム指令の詳細と、それに向けて企業が今から準備すべき事項について解説する。違反した場合の罰則や環境ラベル制度、カーボンクレジットの取引における注意点についても触れており、指令遵守のための具体的なステップも紹介していく。
グリーンクレーム指令とは
グリーンクレーム指令とは、環境に優しいとする製品やサービスに対する誤解を招く主張、いわゆる「グリーンウォッシング」を防止するために制定された指令である。
ここから、グリーンクレーム指令の詳細・スケジュール・罰則のほかに、遵守に向けて今からできる3つの事項を紹介していく。うっかり違反してしまい罰則の対象とならないよう準備に役立ててほしい。
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執筆者紹介
竹内 愛子 (ESG Journal 専属ライター) 大手会計事務所にてサステナビリティ推進や統合報告書作成にかかわるアドバイザリー業務に従事を経て、WEBディレクションや企画・サステナビリティ関連記事の執筆に転身。アジアの国際関係学に関する修士号を取得、タイタマサート大学留学。専門はアジア地域での持続可能な発展に関する開発経済学。 |