6月20日、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)と欧州財務報告諮問グループ(EFRAG)は、欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)とTNFDの推奨開示および指標との対応を示す対応表を共同で公表した。この対応表は、企業がESRSとTNFDの共通点を理解するのに役立つものだ。
EFRAGとTNFDは、ESRS環境基準とTNFD推奨事項の一貫性を保つためにこれまで2年以上にわたって協力してきた。例えば、2023年に発行されたESRSとTNFDの推奨事項は、両者の高い対応性を示している。
概念と定義の観点において、TNFDとESRSはどちらも自然関連の影響、リスク、および機会について開示を推奨している。た、マテリアリティへのアプローチでは、ESRSはダブルマテリアリティの原則を採用しており、TNFDではこれを含む様々なアプローチが可能である。
さらに、TNFDは自然関連の問題を特定・評価するための方法としてLEAPアプローチを開発・提供しており、ESRSはこれを使用することを推奨している。
TNFDのエグゼクティブディレクターであるトニー・ゴールドナー氏は、「今回の評価は、追加の明確性を提供するものだ。EFRAGとの協力も引き続き強化していく。」と述べた。
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(原文)20/06/2024 – TNFD AND EFRAG PUBLISH CORRESPONDENCE MAPPING