ネイチャーポジティブ経営の重要性が増大・企業に求められる対応とは?

2022年12月に開催されたCOP15にて設定された新たな国際目標では、「2030年までに生物多様性の損失を食い止め、反転させ、回復軌道に乗せる」と掲げられ、いわゆるネイチャーポジティブの方向性が明確に示された。日本でも2024年3月中に環境省が「ネイチャーポジティブ経済移行戦略」を取りまとめるなど、実現に向けた社会経済活動が活発化している。

本記事では、今年度中に策定予定のネイチャーポジティブ経済移行戦略を踏まえ、ネイチャーポジティブ経営として企業が対応すべき事項や課題などを詳しく解説していく。

ネイチャーポジティブの概要

ネイチャーポジティブとは

環境省によれば「ネイチャーポジティブとは、生物多様性の損失を止め、回復軌道に乗せること」を指す。昆明・モントリオール生物多様性枠組の2050年ビジョンの達成に向け、2030年までにネイチャーポジティブの実現が短期目標として設定されている。目標を達成するためには、これまでの生物多様性保全施策に加え、気候変動や資源循環等の様々な分野の施策とも連携し取り組む必要もある。


以降のコンテンツは無料会員登録を行うと閲覧可能になります。無料会員登録を行う

すでに登録済みの方はログイン画面へ

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    2024-11-18

    ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    サステナビリティを推進には新しい知見の収集が必須。しかし、必要なセミナー情報を見つけるのに時間がか…
  2. ISSA5000とサステナビリティ保証:企業が今すぐ始めるべき対応ポイント

    2024-11-18

    ISSA5000とサステナビリティ保証:企業が今すぐ始めるべき対応ポイント(再掲)

    サステナビリティ情報、非財務情報、ESGデータなど企業のサステナビリティの取り組みを示す情報は、投…
  3. 2024-11-15

    【PR】12/3 記念イベントESG評価スコア改善『S&Pに聞く!2025年に向けたCSA徹底解剖』 (オンライン)

    いつもESG Journal Japanをご覧いただきましてありがとうございます。 ESG評…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る