GoogleとESG Book、Google Cloud上でのサステナビリティデータの無償提供を開始

ESGデータソースESG BookをGoogle Cloudで無償提供開始

3月8日、サステナビリティデータソースのESG BookとGoogle Cloudは、クラウド技術による次世代ESGデータソリューションの提供を目的とした協業を発表した。これによりGoogle Cloudの顧客は、ESG Bookの一連のサステナビリティデータ製品およびソリューションへのアクセスが可能になる。

ESG Bookは、ESGに特化した金融テクノロジー企業であるアラベスクが開発し、HSBC・ドイツ銀行・GRIを含む金融機関・投資家・サービスプロバイダーの同盟のもと、アクセス可能で透明性があり比較できるESGデータの提供を目指している。ESG Bookは、公共財としてのESGデータを作成するというミッションに基づき、すべての企業・投資家・基準設定者・ステークホルダーが利用できるように作られており、国連グローバルコンパクトの10原則を支持している。

今回の提携により、Google Cloudの顧客は、Google CloudのAnalytics Hubを通じてESG Bookの一連のサステナビリティデータ製品およびソリューションにアクセスできるようになる。これにより、ESG Bookが提供する幅広いサステナビリティ指標や企業の温室効果ガス(GHG)排出量、グリーン収益に関するデータ、さらにサステナブル・ファイナンス開示規則(SFDR)、気候関連金融開示タスクフォース(TCFD)、タクソノミーの要件に対応する独自の規制ソリューションへのアクセスが可能になる。

【参照ページ】
(参考)Arabesque’s ESG Book Launches on Google Cloud
(日本語訳)ESGデータソースESG BookをGoogle Cloudで無償提供開始

関連記事

“導入事例へのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-16

    SSBJ公開草案の重要ポイント解説:今後の気候変動の情報開示はどう動くか

    2024年3月29日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が国内のサステナビリティ開示基準の草案…
  2. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  3. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…

ピックアップ記事

  1. アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    2024-4-25

    アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    4月17日、アップルは、バリューチェーンの脱炭素化という目標に向けて大きく前進していることを発表し…
  2. 2024-4-24

    ダウとP&G、プラスチック・リサイクル技術の共同開発契約を締結

    3月25日、 米国の化学世界大手であるダウと消費財業界大手のP&Gは、プラスチック・リサ…
  3. 2024-4-24

    住商グループとパートナー企業、太陽光発電パネルの再利用・リサイクル実証実験に着手

    3月28日、住友商事、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)、SMFLみらいパートナーズ…

ページ上部へ戻る