インパクト投資ファンドCLP、堆肥化エコシステムを確立するためのコンソーシアムを発足

インパクト投資ファンドCLP、堆肥化エコシステムを確立するためのコンソーシアムを発足

11月9日、インパクト投資ファンド運用のクローズド・ループ・パートナーズ(CLP)は、ペプシコ、NextGenコンソーシアムとともに、「コンポスティング・コンソーシアム」を発足したと発表した。

このコンソーシアムは、米国のコンポスティング(堆肥化)エコシステムにおいて、堆肥化可能な食品パッケージの回収率を高め、循環型経済を目指すための方法を模索するために発足した。現在、化石燃料を使用する従来の使い捨てプラスチックパッケージに代わるものへの需要が高まっており、堆肥化可能なパッケージの市場は、2020年から2021年の間に年率17%で成長すると予測されている。

堆肥化可能なパッケージは、環境、経済、社会面でのメリットが期待でき、食品パッケージやパッケージ内の食品残渣を堆肥化インフラに転用することができ、これらが埋立てられる際に排出される温室効果ガスを軽減することが可能。

コンポストコンソーシアムは、この拡大中のパッケージ分野における現状の課題を認識し、関係者間の団結と明確化を求めていく。

【参照ページ】
(原文)Closed Loop Partners Collaborates with PepsiCo, the NextGen Consortium & Other Leading Brands to Advance Composting Infrastructure & Recover Compostable Packaging and Food Scraps
(日本語訳)クローズドループ・パートナーズがペプシコ、ネクストジェン・コンソーシアム、その他の大手ブランドと協力して、コンポスト化のインフラを進め、コンポスト化可能なパッケージや食品残さを回収する。

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. 2025-9-16

    セブン&アイHD、TCFD・TNFD統合開示を公表 財務インパクトの試算と自然資本分析も深化

    9月8日、セブン&アイ・ホールディングスは、「気候・自然関連情報報告書―TCFD・TNFD統合開示…
  2. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る