AI時代向け電力インフラ事業「エクソライズ」を立ち上げ 再生可能エネルギーのエクソワット

1月21日、次世代再生可能エネルギー企業のエクソワットは21日、ハイパースケール型データセンター向けに、用地と電力インフラを一体で提供する新事業部門「エクソライズ」を立ち上げたと発表した。人工知能(AI)の急速な普及に伴い拡大する電力需要に対応する狙いだ。

エクソライズは、土地開発と電力供給を組み合わせた「ターンキー型」のソリューションを提供する。エクソワット独自の分散型太陽光発電技術「P3」を活用し、太陽エネルギーを熱として蓄え、必要な時に電力へ変換することで、昼夜を問わない安定供給を可能にする。

同社は、米国南西部のニューメキシコ州、西テキサス、アリゾナ州、ネバダ州など、日照条件に恵まれた地域で電力付き用地の開発を進める。これにより、送電網への接続に数年を要する従来の手法に代わり、短期間での電力供給を実現するとしている。

ハンナン・ハッピ最高経営責任者(CEO)は「ハイパースケーラーが土地、電力、インフラを個別に確保する必要はない。エクソライズがすべてを一体で提供し、顧客は計算処理に専念できる」と述べた。

都市部や郊外の送電網に負荷をかける従来型のデータセンター開発とは異なり、エクソライズは遠隔地でのオフグリッド、または敷地内電力供給(ビハインド・ザ・メーター)を採用する。地域の電力料金への影響を抑えつつ、エネルギー安全保障や国内AI産業の成長にも寄与するとしている。

事業責任者にはニック・ブスタマンテ最高データセンター責任者が就任し、電力需要家やインフラ投資家との提携を主導する。「AIの成長は送電網の限界と正面から衝突している。エクソライズは、AIが求める速度で確実な電力を届けるために設計された」とコメントした。

エクソワットは、2026年末までにエクソライズの初号案件を稼働させる予定で、すでに90ギガワット時超の顧客需要を抱えているという。新事業は、PTCカンファレンスで正式に披露された。

エクソワットは2023年に設立され、AIデータセンターなど電力多消費分野向けにモジュール型エネルギーソリューションを提供している。アンドリーセン・ホロウィッツやアトミック、フェリシス、サム・アルトマンらの支援を受け、フロリダ州マイアミに本社を置く。

(原文)Exowatt Launches ‘ExoRise’ to Deliver Turnkey Powered Land and Energy for the AI Era
(日本語参考訳)Exowatt が AI 時代に向けたターンキー方式の地上電力供給とエネルギー供給を実現する「ExoRise」を発表

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