パーセフォニ、無料の温室効果ガス排出量管理報告システムを発表

3月27日、気候管理・会計プラットフォーム(CMAP)のプロバイダーであるパーセフォニは、企業が温室効果ガス(GHG)排出量を測定・開示できるようにすることを目的とした新しい無料ツール、パーセフォニ・プロのリリースを発表した。

2020年に開始されたパーセフォニのSaaSプラットフォームは、企業や機関投資家がカーボンフットプリントの測定、分析、計画、予測、報告を行うことを可能にする。

同社によると、この新しい無料ソリューションは、カナダの持続可能性基準(CSSB)、欧州の企業サステナビリティ報告司令(CSRD)、カリフォルニア州の気候変動企業データ説明責任法(CCDAA)など、世界中で規制が強化されている、大企業に対するバリューチェーン(Scope 3)排出量の収集・開示の義務化に対応するのに役立つ。

この新しいツールは、正確なカーボン・フットプリントを作成するための包括的な企業グレードのソリューションを提供するもので、TurboTaxのような直感的なセルフガイドソフトウェアと同様に機能し、企業が包括的な排出フットプリントを収集、特定、開示することを可能にする。このツールは、業種、場所、事業規模などの要素に基づき、ユーザーをプロセスを通じて導き、動的に適応させ、以前の回答に基づいて新たな質問を投げかけることで情報を収集する。

【参照ページ】
(原文)Persefoni HP
(日本語参考訳)パーセフォニ HP

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-5-16

    EBA、EU域内銀行の気候リスク指数を初公開

    4月25日、欧州銀行監督機構(EBA)は25日、EUおよびEEA(欧州経済領域)域内の銀行セクター…
  2. 2025-5-16

    米国グリーンビルディング協会、持続可能な建築基準「LEED v5」を発表

    4月28日、米国グリーンビルディング協会(USGBC)はLEED(Leadership in En…
  3. 2025-5-14

    ニューヨーク市会計監査官、新たな排出削減基準を発表

    4月22日、ニューヨーク市会計監査官(Comptroller)のBrad Lander氏は、アース…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る