TNFD、技術ガイダンスの開発完了を発表 ISSB・ISOなどの基準策定支援へ

10月15日、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)は、自然関連課題の評価・開示に関する技術ガイダンスの開発作業を完了したと発表した。今後は国際的な基準策定の支援や、企業・金融機関によるTNFD提言の実施支援に重点を移す。また、12日にはLEAPのv2.0を公開しで、自然状態の測定、自然関連リスク・機会の評価、金融機関のポートフォリオ評価、科学に基づく目標設定ネットワーク(SBTN)との連携などを強化した。
TNFDは今回の改訂をもって技術ガイダンスの開発作業を完了し、今後の追加改訂は予定していないと表明。今後は、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)、グローバル・レポーティング・イニシアティブ(GRI)、国際標準化機構(ISO)による基準策定への支援と、企業・金融機関の実務能力向上に重点を移すとのこと。
ISOは2026年9月、TNFDのLEAPアプローチをISO規格として開発する提案を承認しており、今後18~24カ月にわたり作業が進められる予定である。
また、TNFD提言に沿った情報開示を表明した組織は、世界57カ国・地域の836組織に達した。TNFDの2026年状況報告書によると、1,100を超える組織がTNFD提言に沿った自然関連情報を少なくとも1項目開示しており、開示項目数は14項目中、世界平均で8項目だった。
TNFD宣言企業に求められる次の対応とは
TNFDの技術ガイダンスが完成し、ISSBによる自然関連開示の基準策定も進む中、TNFD提言に沿った開示を表明した企業にとっては、既存の評価・開示内容をどのように見直し、今後の取り組みにつなげていくかが重要な論点となる。
自然関連課題の評価や情報開示にとどまらず、特定した重要な課題に対して、どのような目標を設定し、改善につなげていくのか。
ESG Journalでは、SBTNによる自然関連目標の設定プロセスを5つのステップで解説。優先地域の特定やデータ収集など、企業が直面する実務上の課題を整理している。
<実務ポイント>
ネイチャー開示の目標設定フレームワークとして活用が進むSBTNの5つの目標設定ステップを紹介!
どう立てればいいのか?

