FSC、商標使用規格を改定

1月22日、森林認証制度を運営するForest Stewardship Council(FSC)は、認証取得者によるFSC商標の使用に関する規格「FSC-STD-50-001」の改定版(第3-0版)を公開したと発表した。改定規格は2026年7月1日に発効する。

今回の改定は、FSC認証取得者が製品に表示するFSCラベルの使用方法や、FSC認証製品および認証取得者としての広告宣伝における商標使用ルールを定めるもの。FSC商標を使用するすべての認証取得者に適用され、認証機関が商標使用を承認する際の判断基準となる。

FSCによると、改定の主な目的は①既存要求事項の整理、②新たな市場動向への対応、③環境ラベル使用に関する主要な法的要件との整合性確保の3点で、大幅な見直しとなった。

主な変更点として、従来のFSC製品ラベルに加え、新たにQRコード付きの「FSC QRラベル」を導入するほか、電子商取引(eコマース)における広告宣伝ルールを明確化した。また、「Forest For All Forever」マークは動物シルエット版、テキスト版、日本語版を含めて廃止される。

このほか、広告宣伝文言に関する詳細なガイダンスを補足文書として新たに整備し、FSCラベルの必須要素にはFSC公式ウェブサイトのアドレスと製品タイプが追加される。一方で、ラベルや広告マークの色、余白、背景に関する要求事項は緩和され、運用の柔軟性が高まる。

改定規格は発効日以降に使用可能となり、旧規格から新規格への移行期間は2026年7月1日から2029年1月1日までの約2年半とされている。この期間中に、認証機関や認証取得者が新規格に対応するための準備を進める。

なお、改定規格の日本語参考訳はすでに公開されており、広告宣伝文言に関する補足文書の日本語訳は後日公表される予定。FSC国際事務局による説明ウェビナーについても、開催が決まり次第案内するとしている。

(原文)改定FSC®商標規格の公開

関連記事一覧