
8月21日、EYは最新の「グローバルEHS成熟度調査」を公表した。調査は環境・健康・安全(EHS: Environmental, Health and Safety)への戦略的投資の効果を分析し、500名超のEHS専門家と経営層の見解をまとめた。
結果によると、世界の企業の65%がEHS施策に商業的価値を認め、 reputational gain や業務効率向上を挙げている。また78%が今後3年間でEHS投資を拡大予定であり、75%はリスク管理のためにデジタルシステムや先進分析の導入を計画している。一方で、EHSを事業戦略に優先的に組み込んでいる企業は50%に留まり、長期的価値を取り逃がす可能性が指摘された。
具体的な効果として、79%が生産性向上や事故削減、イノベーション促進などの効率性を実感。52%は予期せぬ業務中断への耐性が向上したと回答し、67%は不確実な状況下での俊敏性が高まったと述べた。さらに、公共部門の68%、非政府組織の77%が外部からの信頼強化に資するとの認識を示している。
また、64%が何らかの技術基盤を導入済みで、49%はAIを活用。81%は潜在的リスクの特定や重大事故防止に役立つと評価した。ただし、過去1年間に技術投資を最優先に据えた企業は27%にとどまった。
報告書は、EHS投資が事業レジリエンスと社会的信頼を強化する一方、戦略的統合の不足が課題であると結論づけている。
(原文)Businesses ramp up “Environmental, Health and Safety” investment to unlock value — but half fail to build into long-term strategy and could miss out on future gains
(日本語参考訳)企業は価値を引き出すために「環境、健康、安全」への投資を強化しているが、半数は長期戦略に組み込むことができず、将来の利益を逃す可能性がある。