4月7日、Tescoは英労働組合USDAWと、大幅な賃金改定、時間外労働へのアクセス拡大、同僚にスキルと柔軟性を与えるためのトレーニングへの投資、従業員割引の拡大について合意した。主に以下のような変更点がある。
賃金
時給制の店舗およびカスタマー・フルフィルメント・センター(CFC)の従業員の時給を5.8%引き上げる。カスタマーデリバリードライバーや、クリック&コレクトデリバリーアシスタントについても賃金を引き上げる。ただし、経済環境の不確実性を考慮し、2023年にUSDAWと再度給与を見直す予定である。
従業員割引の拡大
従業員カードの割引額を500ポンド(約8万円)増やし、すべての従業員の年間割引合計額を1,500ポンド(約25万円)にする。また、従業員の家族にも10%割引を適用する他、給料日の週末には割引率を15%に増やす。
契約時間の延長
新規の従業員募集を行う前に、週16時間未満で働く従業員に必ず空いた枠を提供し、すべての新規契約は週16時間以上を基本とする。
従業員教育への投資
すべての従業員に対して、勤務に必要なスキルを身に着けるための支援をする。また、社員が希望する働き方や柔軟性を実現するため、スケジュールの確認、トレーニングや能力開発へのアクセス、時間外労働の申し込み等ができるオンラインプラットフォームを立ち上げる。
【参照ページ】
(原文)Tesco makes significant investment in colleague pay, benefits and skills
(日本語訳)英小売大手テスコ、従業員の給与・福利厚生・スキルに大幅な投資