EUグリーンウォッシング禁止法の実務ポイント:「環境にやさしい」はどう変わる?

欧州でグリーンウォッシュへの規制が強化される中、欧州で商品・サービスを展開する日本企業にとっても、現地で使用している環境表示を確認する必要性が高まっている。では、「環境にやさしい」「サステナブル」「カーボンニュートラル」といった、企業が日常的に使用する環境表現はどのように考えればよいのか。9月27日から新たなルールが適用されたドイツを例に、企業が確認したいポイントを整理する。
EUのグリーンウォッシング規制とは?「環境にやさしい」などの表示を厳格化
ドイツ連邦共和国環境・自然保護・建設・原子炉安全省(以下、ドイツ環境省)は、新ルールの適用にあたり、「nachhaltig(サステナブル)」や「recyclebar(リサイクル可能)」などの環境主張について、根拠があり、検証可能で、消費者が確認できるものである必要があると説明している。
ドイツ競争センター(公正取引委員会)によれば、欧州の「グリーン移行に向けた消費者のエンパワーメント指令(EmpCo指令)」に基づき、ドイツ法における主な変更点として次の5つを挙げている。。
- 将来の環境性能(例:2050年までのカーボンニュートラルを実現)
- 一般的な環境主張 (例:環境にやさしいなどの表現)
- オフセットに基づく環境主張
- サステナブルラベル・認証ラベルを使用した広告
- 標準化された保証ラベルの必要性
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<執筆者>

竹内愛子
国際関係学に関する修士号を取得。総合コンサルティングファームにて、システムおよび戦略コンサルティングに従事した後、Big4ファームのアドバイザリー部門にて、ガバナンス・リスクマネジメントや統合報告に関する企業向け支援に携わる。
2022年より ESG Journal にて、サステナビリティ経営の観点から、情報開示実務やそれを支えるシステム活用をテーマに、オリジナル解説およびホワイトペーパーの執筆を行っている。

