TNFD、LEAPアプローチを初改訂 SBTNの目標設定手法と連携強化

10月12日、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)、科学に基づく目標設定ネットワーク(SBTN)、ネイチャーポジティブ・イニシアチブ(NPI)は、企業の自然関連課題への対応を支援するガイダンスなどの改訂・公開を発表した。自然への依存・影響の評価、目標設定、情報開示における各枠組みの整合性を高め、データや分析結果の共通活用を促す。
TNFDは、自然関連課題の評価手法「LEAPアプローチv2.0」を公開した。陸域・淡水・海洋における自然状態の測定手法を強化したほか、環境犯罪、侵略的外来種、自然関連リスク・機会の評価、金融機関の投融資ポートフォリオ評価などに関するガイダンスを拡充。移行計画やランドスケープ・シースケープアプローチにおける自然への配慮も盛りこまれている。
SBTNは、自然に関する科学に基づく目標設定手法「Science-Based Targets for Nature 2.0」を公開した。企業の準備状況やデータの利用可能性に応じた段階的な目標設定を可能にするとともに、サプライヤーとの連携や淡水・土地に関する目標設定手法を拡充した。
なお、自然の状態を測定する共通指標の整備を進める国際イニシアチブ「ネイチャーポジティブ・イニシアチブ(NPI)」は、生態系の面積や状態、種の絶滅リスク、種の個体群という4つの中核指標を公表した。これらの指標は、TNFDのLEAPアプローチやSBTNの目標設定手法との連携が図られている。
3団体は、共通の測定基盤を活用することで、企業や金融機関が自然関連課題の評価から目標設定、取り組み、情報開示までを一貫して進められるよう支援する方針である。
自然関連の目標はどう立てればいいのか?SBTNの5ステップと実務ポイント
TNFDのLEAPアプローチとSBTNの目標設定手法の連携が強化される中、企業にとっては、自然への依存・影響の評価結果をどのように具体的な目標設定や取り組みにつなげるかが重要となる。
ESG Journalでは、自然関連目標の設定プロセスを5つのステップに分けて解説。優先的に取り組む拠点・調達地の特定や、必要な自然関連データの収集、目標設定における実務上の課題と対応のポイントを整理している。
<実務ポイント>
ネイチャー開示の目標設定フレームワークとして活用が進むSBTNの5つの目標設定ステップを紹介!
どう立てればいいのか?

