欧州委、水レジリエンス投資促進策を発表 年間230億ユーロの投資不足に対応、20件の実証事業を支援

10月14日、欧州委員会は、水関連事業への民間投資を促進する「EU水レジリエンス投資アクセラレーター(EU Water Resilience Investment Accelerator)」を発表した。自然の保水機能、水質改善、水利用効率の向上に関する革新的な実証事業20件を支援する。

同施策は、2025年に策定された「欧州水レジリエンス戦略」の主要施策の一つ。EUでは、既存の水関連法令を実施するために年間約230億ユーロ(EU域内総生産の約0.1%)の投資が不足しており、民間資金の活用を通じて資金調達の拡大を目指す。

支援対象は、水利用効率の改善や水の循環利用を促進するスマート水管理技術、気候変動への適応や保水機能を強化する自然を活用した解決策(NbS)、水質改善や排出削減に資するクリーンウォーター技術の3分野。

特にEU域内のスタートアップ、中小企業、農業従事者、地方自治体が主導する事業を重視する。

施策は、EUの投資支援プログラム「InvestEU」の下で運営される助言サービス「Green Assist」を通じて実施する。事業の資金調達可能性を高め、投資家と技術提供者、事業実施主体の連携を支援する。

助言サービスの利用は無料で、申請には3ページの書式を使用する。欧州委員会は10月末まで、支援を希望する事業からの申請を受け付けている。

参考:EU Water Resilience Investment Accelerator: Supporting financing for water-related projects


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