ERM、ESG評価機関の分析結果を公表 MSCI改善し首位に

10月8日、サステナビリティ分野のコンサルティング会社ERMは、ESG評価機関に対する投資家の評価を分析した調査報告書「Rate the Raters 2026」の結果を発表した。2023年の前回調査と比較し、主要なESG評価機関のデータ品質に対する評価が大幅に低下した。

調査対象となった13のESG評価機関のうち12機関で品質評価が低下し、最高評価を受けた機関のスコアも5点満点で前回の4.2点から3.5点に下がった。

一方、MSCIは13機関の中で唯一、品質評価が改善した。前回の7位から首位に上昇し、認知度、品質、有用性の3項目すべてで首位となった。投資家へのインタビューでは、気候変動、人権、生物多様性に関する新商品の迅速な投入や、ポートフォリオ管理業務への幅広い統合が評価された。

ESG評価への評価が低下する一方、回答者の半数以上は、投資パフォーマンスに重要な情報を提供することを理由にESG評価を利用していると回答した。

また、投資家は評価スコアだけでなく、独自分析や企業との直接対話を組み合わせ、投資判断に必要な情報を収集している。

調査は2026年2~7月に実施され、運用資産総額約23兆5,000億ドルに相当する組織の投資専門家53人が回答した。さらに、投資家や業界関係者10人への詳細なインタビューを実施した。

参考:ERM research reveals sharp drop in investor confidence in quality of data offered by ESG ratings providers


MSCI 2026アップデート解説と実務インパクト

2026年には、大規模なモデル改訂と透明性・データ粒度の向上が公表されました。2027年にMSCI評価を向上させ投資家からの期待に応えるためにも、評価の仕組み開示をどのように改善するか検討するのご活用ください。

<実務ポイント>
MSCI ESG Ratingsの概要から2026年アップデート、SSBJ基準での開示や投資家対応への活用方法、実務上の対応ポイントまで整理しています。

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