商船三井とFlotation Energy、日本の洋上風力事業開発に向けた協業を発表

12月3日、株式会社商船三井と Flotation Energy は日本における洋上風力発電事業開発における協業について合意した。Flotation Energyは日本の現地法人を通じて日本で合計 2GW の洋上風力発電事業開発を計画しており、新潟を始めとして日本各地での導入を目指している。今後発展が見込まれる浮体式洋上風力発電事業において、Flotation Energyの英国での実績を活かし、両社で日本国内のローカルサプライチェーンの構築と事業化を検討していく。

Flotation Energyは世界有数の浮体式洋上風力発電事業者であり、世界最大の浮体式洋上風力発電所である スコットランドのキンカ―ディン洋上風力発電プロジェクトの実績がある。最近では、英国で洋上風力開発用地の第 4 回入札において 480MW のモーカム着床式洋上風力発電事業の優先交渉権を獲得し、また英国南西沖において 100MW の実証実験プロジェ クトの開発権を取得した。

商船三井は各種ばら積み船、原油タンカー、LNG 船・オフショア海洋事業、メタノールタンカ ー、ケミカルタンカー、プロダクトタンカー、自動車船、フェリー、RORO 船など、 多彩な分野で時代の要請に応える総合輸送グループである。世界最大級の船隊と 130 年余 の歴史で培った経験と技術を基に、強くしなやかな企業グループへと常に進化しながら、地球全体を舞台として、世界経済の発展に貢献する。

両社はパートナーシップを強固にし、日本が推進する 2050 年のカーボンニュートラル実現、2040 年の最大 45GW の洋上風力発電導入目標に寄与することを目指す。

【参照ページ】
商船三井と Flotation Energy が浮体式洋上風力発電事業開発の協業に合意

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  2. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…
  3. 2024-3-26

    【さくっと読める】ESGスコアとは。基本的知識を解説。

    今月から、サスティナビリティ情報開示で関心の高いテーマについて、さくっと読める解説コラムを発行して…

ピックアップ記事

  1. 2024-4-18

    オーストラリア裁判所、グリーンウォッシュ訴訟でバンガードに有罪判決

    3月28日、オーストラリアの連邦裁判所は、バンガード・インベストメンツ・オーストラリアが、同社のE…
  2. 上場企業の40%以上がスコープ3排出量の報告を開始

    2024-4-15

    上場企業の40%以上がスコープ3排出量の報告を開始

    4月に発表した、投資データ・リサーチプロバイダーであるMSCIの新しいレポートによると、世界の上場…
  3. SBTi、ネット・ゼロ目標における炭素クレジットの役割拡大を認める

    2024-4-15

    SBTi、ネット・ゼロ目標における炭素クレジットの役割拡大を認める

    4月9日、科学的根拠に基づく目標設定イニシアティブ(SBTi)は、企業の環境持続可能な行動を気候変…

アーカイブ

ページ上部へ戻る