米ESG投資推進NGOのCeres、2021年の大幅な会員数増加を報告

米ESG投資推進NGOのCeres、2021年の大幅な会員数増加を報告

12月15日、アメリカのボストンを拠点とするサステナビリティの非営利団体Ceresは、3つのネットワークの会員数が50%以上増加し、合計350名となったと発表した。

Ceres Investor Networkは、米国の年間GDPの2倍以上に相当する49兆ドルの資産に責任を持つ217人の投資家にまで拡大。セレス・ポリシー・ネットワークは、Business for Innovative Climate and Energy Policy (BICEP)として知られており、11の有名ブランドが連邦および州の主要な気候・クリーンエネルギー政策を支持するためにグループに参加し、77社に増加。また、Ceres Company Networkは、持続可能で気候変動に配慮したビジネスモデルの推進に取り組む56社に、6社のメンバーを迎えた。

Ceresはグローバルなパートナーとともに、世界最大級の資産運用会社や資産家数百人を動員し、自社のポートフォリオと実体経済の両方で、2050年またはそれ以前にネットゼロエミッションを達成することを約束させた。

【参照ページ】
(原文)Ceres’ impact at the start of this critical decade grows with scores joining its powerful networks and participating in new initiatives
(日本語訳)この重要な10年の始まりに、セレスの強力なネットワークに参加し、新しいイニシアティブに参加することによって、セレスの影響力は大きくなっています。

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  2. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…
  3. 2024-3-26

    【さくっと読める】ESGスコアとは。基本的知識を解説。

    今月から、サスティナビリティ情報開示で関心の高いテーマについて、さくっと読める解説コラムを発行して…

ピックアップ記事

  1. 2024-4-12

    BCG支援のVC、Bキャピタル、気候変動プラットフォームのリードへ向け新たな幹部を発表

    4月8日、マルチステージのベンチャー投資会社であるBキャピタルは、気候変動投資プラットフォームの拡…
  2. 日本、IFRSベースのサステナビリティ報告基準案を公表

    2024-4-11

    SSBJ(サステナビリティ基準委員会)、IFRSベースのサステナビリティ報告基準案を公表

    4月3日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)は、IFRS財団の国際サステナビリティ基準委員会(…
  3. 2024-4-11

    ブラックロック、ESG政策を理由に1.3兆円の資産売却を決定したテキサス州を「無謀」とし、再考を促す

    3月21日、ブラックロックは、テキサス州教育委員会がエネルギー企業への「ボイコット」とESG投資慣…

アーカイブ

ページ上部へ戻る